両親によって17年もの間プレハブで監禁され、死亡した女性がいます
幼い子供が、両親などに虐待され、死亡するという痛ましい事件も後をたちません
こうした事件の背後には、人々のもたらす闇の中で行われます
闇とは光の届かず、死角となる場所です
何故世の中に闇は生まれ無くならないのでしょう
それは自分のみよければいいとする、エゴとエゴとのぶつかり合いから闇は発生し、エゴの主張からは闇は消えていきません
人と人とが暮らす中には、調整の原理が無くては闇は広がっていくばかりです
そのために、エゴとエゴとのぶつかり合いによる闇を消すための教えが、古来より説かれてきました
お釈迦様は八正道という、正しさを探求する道を説かれました
お互いに縁起の理法を認めて、正しい道を求めていく中に、人と人との調和の原理を説かれています
もしお互いが自分のみ正しいと、自分の考えだけを押し付けるなら、そこには対立しか生まれませんが、互いに正しさを求めていくことで、エゴの対立を克服していく道を示しています
そしてイエス様は、愛の教えを説かれました
互いに愛し合うことで、エゴによる対立を克服する道を説いたのです
エゴは自分を優先しますが、愛は相手を思いやるため、エゴによる対立を打ち消していきます
愛は、人と人との間に発生する闇を、打ち消す光の役割を果たします
さらに出エジプトのモーゼは、神から授かった十戒を人々に示し、決められたルールの中で人々が生きていくうちで、互いのエゴを調和させようとしました
イスラム教の預言者ムハンマドもこちらに近いかも知れません
この決められたルールに乗っ取って、人々が暮らしていくという方法が、現在の法律のもとともなっているでしょう
現代の法律は人が作ったものではありますが、それに基づいて社会を調和して運営させようとする考えです
これはご存知のように、悪事を働くと法に照らされて罰せられるということで、犯罪抑止になっているわけですが、必ず罰せられるわけではなく、逃れられたり、あるいは、罰せられるのを知ったうえで犯す犯罪などは防げずにいます
日本にも上記のような犯罪の闇がありますが、海外でも犯罪は多くあります
厳重に法律を施行しても、世の中から闇を無くすことは出来ずにいます
これは法律による社会の維持自体に無理があるからです
この世から闇をはらっていく原理として、あと二つの教えも世の中に広まって、根付いていかなくてはなりません
それが上記に挙げた、人と人との調和のための反省の原理であり、相手の事を思いやる愛の原理です
法律の原理はすでに世の中に広まり、浸透していますが、もう二つの原理は広まっていないでしょう
これら三つの原理が有効に機能してこそ、世の中の闇をはらう働きが強くなります
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