この宇宙を成り立たしめているエネルギーとして、愛のエネルギーというものがあります
愛というのは、単に人間が社会で生きていくうえで便宜上考えられたものではありません
宇宙そのものが愛というエネルギーで成り立っており、これなくしては存続できないのです
衛星が惑星の周りを巡り、惑星が恒星の周囲を巡り、恒星の連なりが銀河系の中央を周回しています
こうした秩序ある宇宙の働きの背後には、お互いを引き寄せ合おうとするエネルギーが働いていて、それは実は愛のエネルギーとされるものです
そして宇宙には、もう一つのエネルギーが働いていて、それは向上のエネルギー、あるいは個性化のエネルギーと呼ばれているものです
もし宇宙がお互いを引き寄せあう愛のエネルギーのみであったら、宇宙は収縮を始めて、すべてがビッグバン以前の、一つのものになっていきます
自分と他人という区別のない、対象が無く、すべてが一つである根源に戻るのです
その愛のエネルギーとは別なベクトルとして、向上・個性化のエネルギーが働いているのです
向上・個性化のエネルギーは自と他を分けて、分離した世界を作り出します
その世界において自分ではないものと対峙し、自分というものを確立し、そしてお互いの競争の中において学習したり、向上の材料とするのです
向上・個性化のエネルギーだけが強くなると、宇宙は無制限に拡散していき、非常に孤独な宇宙となっていきます
宇宙はこうした二つのベクトルをもつエネルギーのバランスの元に成り立ていて、どちらかひとつが欠けては存続ができなくなります
人間は、そうした二つのエネルギーの持ち合わせていて、両者を並び立たせながら生きていく存在です
この二つのエネルギーを、調和と進歩、あるいは回帰と分化というふうに表現されることもあります
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