私の好きな宮沢賢治さんのお言葉を以下に紹介いたします
わたくしは、これらのちいさなものがたりの幾いくきれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません。
かなしみはちからに、
欲りはいつくしみに、
いかりは智慧にみちびかるべし
わたくしといふ現象は 仮定された有機交流電灯の ひとつの青い照明です
(あらゆる透明な幽霊の複合体)
風景やみんなといっしょに せはしくせはしく明滅しながら いかにもたしかにともりつづける 因果交流電灯の ひとつの青い照明です
(ひかりはたもち、その電灯は失はれ)
……(中略)……
これらについて人や銀河や修羅や海胆は 宇宙塵をたべ、または空気や塩水を呼吸しながら それぞれ新鮮な本体論もかんがへませうが それらも畢竟こゝろのひとつの風物です
……(中略)……
(すべてがわたくしの中のみんなであるやうに みんなのおのおののなかのすべてですから)
何がしあわせかわからないです。
本当にどんなに辛いことでも、
それが正しい道を進む中の出来事なら
峠の上りも下りもみんな
本当の幸せに近づく一足づつですから
宇宙は絶えずわれらによって変化する
誰が誰よりどうだとか
誰の仕事がどうしたとか
そんなことを言つてゐるひまがあるか
新たな詩人よ
雲から光から嵐から
透明なエネルギーを得て
人と地球によるべき形を暗示せよ
ああたれか来てわたくしに云へ
「億の巨匠が並んで生まれ、
しかも互に相犯さない、
明るい世界はかならず来る」と