旧約聖書に出てくる有名な初めての人間の物語であるアダムとイブの物語に秘められた魂の話をしたいと思います
神様は、はじめの人類であるアダムとイブを創造し、エデンの園で暮らさせました
エデンには知恵の樹と生命の樹があり、これらの樹から人間は果物をとって食べてはならないと言われています
しかし、ヘビにそそのかされて、アダムとイブは知恵の果実を食べてしまいました
それを知った神様は怒って、アダムとイブをエデンの園から追放してしまいます
およそ上記のような内容ですが、生命の樹については詳しく書かれていません
人間は知恵の樹から果実をとって食べたために知恵がついたとされていて、生命の樹からは食べていないのですが、もし食べていたら永遠の命を手に入れていたとも言われています
生命の樹についての伝承は、世界各地にあって、記事上の画像はアッシリアの石版に書かれた生命の樹で、エジプトやシュメール、そしてバイキングの伝承にも世界を支える生命の樹の話がありまし、神秘思想のカバラーには主要なテーマとして存在します
この生命の樹の真の意味とはなんでしょうか?はたして何を象徴しているのでしょう
実は、生命の樹とは、霊的な世界の成り立ちを象徴したものです
すべては根源たる神から出発し、世界が現れてきたことを表しています
根源である一つの幹から、たくさんの枝が生えてきて、一つの枝もさらに分岐していくつもの枝に分かれます
その枝からさらに幾つもの葉っぱは生えてきます
個人としての人間は、そのような一つの葉っぱであり、根源にさかのぼれば、元なる神へと繋がる存在です
地上に肉体を持った私たち人間は、生命の樹から離れた落ち葉のように見えます
元なる存在から分離されたような孤独感を、地上に現れた人間は感じることになりますが、実際には霊的に世界と繋がった存在です
その繋がりを感じないように、目隠しされて生きている状態というのが、この世の生と言っていいでしょう
守護霊との繋がり、魂の家族との繋がりを感じずに、一人孤独に生きているように感じられるのが地上での生命です
分離されていると感じられるがゆえに様々な体験を味わうことが出来ます
霊系という言葉があり、その意味を説明しますと、すべての人間は、元をたどれば唯一の存在へと繋がっているのですが、その間に霊的には様々な枝分かれがあります
その枝分かれの直ぐ近くの、親しい魂のグループというのがあって、それを霊系などと表現します
もとをたどればすべてが繋がっているのですが、その中でも近くで分離したグループを示して言っています
近い遠いはありますが、すべての人々が、本来は元なる存在から別れで出た永遠の存在の現われであることには違いありません
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