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豊かさを引き寄せる思念と貧困を引き寄せる思念 個人から国家まで

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個人の思ったこと(思念)が周囲の環境を作り出していきますが、それが集団になって、全体の集合想念が国家の栄枯盛衰にかかわってきます

あなたが、日々の日常において感謝を忘れず、幸せを見出して生きているのなら、あなたの周りには、幸せな出来事が引き寄せられてきます

あなたが、日々に不満の数を数えるのが得意で、感謝を忘れ、不幸の責任を他人や社会のせいにしているのなら、災いを引き寄せていきます

このように個人において幸不幸をわたしたちの日々発している思念は同類のものを引き寄せています

こうしたことは他の精神世界の本やブログでも言われている事でしょう

このような個人の思念が集まり、集合想念となると、国家の命運も左右していくようになるのです

ひとつの事例として、豊かさに対する考えについて今回は書いてみます

あるところに、お金持ちの家庭があり、その家では毎日のようにバーベキューパーティーをしたり、高級車に乗り回す生活をしています

一方で、その周囲では、貧しい人が多く、日々になんとかその日一日の食事を口にするのがやっとの家系が多数でした

Aさんは考えました、「こうした不公平な世の中はおかしい。豊かな生活をしているものはきっと裏で悪いことをしているに違いないので、そのお金を分捕って、貧しい周囲に分け与えよう」

Bさんは考えました、「豊かな家族のものはどうやってそうなったのだろうか?豊かさの秘密を知って、自分たちも実践すれば、みんなが豊かになれるのではないか」

Aさんの意見に賛同した人々の社会では、お金持ちから奪って、分け与えて暮らしました。はじめは贅沢が出来てたのですが、すぐにお金は底をつきはじめます

そこでは誰もお金を稼げる人が減っていったので、以前よりますます貧しくなってきました

Bさんの意見に賛同した社会では、豊かになるためにみんな勉強したり、勤勉に働くようになり、徐々に豊かになり始め、社会そのものが以前のお金持ちの家と同じような暮らしをするようになりました

Aさんの意見に賛同した社会というのが共産主義社会であり、Bさんの意見に賛同した社会が日本や欧米などの資本主義社会といえます

人々が豊かな人や、成功した人に嫉妬し、その足を引き摺り下ろすようになると、社会全体が貧しくなります

一方で、成功者に嫉妬せず、自分もそのようになっていこうとする社会は発展していきます

日本は、戦後経済発展を続け、豊かになっていったのですが、その背後には、アメリカのように豊かになりたい、そうした成功した国のようになりたいという思いがあったからでしょう

ですが、バブル崩壊あたりから、社会に、豊かになったものに対する嫉妬の念が強くなってきました

株や不動産で儲けた人を許せないという思念が集まってきて、日本の社会全体の発展を押さえつけてきたといえます

そして、日本は高齢化社会へと進んでいくにつれて、前向きな進歩を考えるのではなく、後ろ向きに福祉や年金など、どれだけ貰えるかの方向に関心が向くようになり、日本自体がますます衰退していくかの分岐点にあるように思います

国民全体の思念が、もう一段の発展を望んでいくのか、それとも後ろ向きの方へばかり関心を向けていくかによって、今後の日本のありようが決まっていきます

個人において引き寄せの法則が働くように、国家においても法則は働いてゆきます

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